作品データ
TVアニメ『ソードアート・オンライン』(2012年)
http://www.swordart-online.net/
#8 『黒と白の剣舞』
原作: 川原礫(電撃文庫刊)
監督: 伊藤智彦
脚本: 入山修司
絵コンテ: 岡村天斎
演出: 藤井辰己
作画監督: 米山 舞
概要
脳神経を直接接続して五感全てでアクセスするVRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)『ソードアート・オンライン』のプレーヤーが、開発者によってログアウト不可・ゲーム内で死ぬとプレーヤー本人も現実に死ぬというルールでプレーし続けることを余儀なくされている、という話。
主人公キリトはパーティーを組まずに攻略の最前線で戦うソロプレーヤー。最大手ギルドの上級幹部であるヒロインのアスナは、部下のギルドメンバーを率いて攻略の指揮をとるが、キリトに会うため部下の護衛を捲こうとして、魔法のアイテム「転移結晶」を使用して待ち合わせ場所に瞬間移動してくる。転移ゲートに飛び込んだためそのままの勢いで転移先に飛び出したアスナはちょうどキリト君の頭上から覆い被さるように倒れ、偶然にもアスナの胸に手が触れた体勢になったキリトは「柔らかく弾力に富んだそれの正体を探るべく、二度、三度と力を込め」た(原作小説より)。
メジャー作品らしい、直球ド真ん中のラッキースケベである(笑。
評価
衝撃度 (Impact): 40
様式美ともいえる一連の展開で驚きは全くない。
表現力 (Expression): 70
ご丁寧に三度も胸を揉まれたアスナさんは絶叫して平手打ち。
最前線攻略組だけに膝を着いた姿勢からの打撃でキリト君を推定10メートルほども吹き飛ばす威力。平手の鋭い響きかつ重い打撃音にもなっているSEも聞き逃せない。
なお、町の中なのでノックバックは発生してキリト君は吹っ飛ばされるものの、システム上ライフへのダメージはない(笑。
感情度 (Emotion): 75
むしろアスナのほうが悪いと思われる経緯なので、逆ギレというか感情以外の理由はないのだが、涙目になってキッと睨みつける表情はまるで100%被害者であるかのようだ。
リアクション (Reaction): 50
胸元をかばうアスナの仕草を見てようやく何を触っていたか気づき右手をニギニギするのだが、テンポがイマイチ。キリト君のリアクション芸は微妙である。
破局度 (Catastrophe): 45
その時、追っ手である部下が転移してきて、アスナはたった今ぶっ飛ばしたキリト君の背に身を隠すのだった。切り替え早すぎだろ!
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