『TARI TARI』 第2話 沖田紗羽

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作品データ

TVアニメ『TARI TARI』(2012年)
http://taritari.jp/
第2話『集ったり あがいたり』
監督: 橋本昌和
脚本: 橋本昌和
絵コンテ: 安斎剛文
演出: 平田豊
作画監督: 佐々木睦美

概要

 ※ 本来は顔面への打撃以外は(キリがないので)対象外ですが、あまりにも見事だったので番外として紹介。

 一応、音楽がメインの部活もの(?)だが、ストーリーは独特のテンポで進行。主人公の一人、来夏が合唱部を結成して発表会に臨む第2話で早くも一つのクライマックスを迎える。
 声楽部に所属していた来夏は、前年度の発表会でやらかして以来干されて伴奏ピアノの譜めくりしかさせてもらえない。歌わせてくれるよう顧問の教頭先生に直訴するも、「音楽で人の心を動かすには特別な何かが必要」という主義の教頭に「ステージで歌うのは諦めなさい」と宣告され、「じゃあ辞めます!」と啖呵を切る。
 無所属になった来夏は親友の紗羽、音楽科から転科してきた和奏(名義のみ)、弟の友達らをかき集めて「合唱部」の創部申請を提出、校長は思惑あって顧問を引き受ける。
 発表会当日、校長が行方不明のため「顧問の引率なく校外での部活動は禁止」という校則により合唱部は会場入りできない。産休中の副顧問にも連絡がつかず、リハーサルは唯一楽譜が読める和奏が急遽対応。なんと交通事故で救急搬送されていた校長を病院で捕まえ、残り部員はようやく学校を出発する。教頭に頭を下げて出場順を声楽部と入れ替え最後にしてもらった合唱部だが、来夏と紗羽が病院からギリギリで会場入りすると、他の部員達は渋滞で間に合っていないことが判明するのだった。
 これを見た教頭は「中止を伝えてきます」と宣言。怒濤のトラブルに心が折れた来夏は「……もう帰る」と呟く。それを聞いた紗羽は来夏の尻に怒りのスパンク。「あんた、これだけの人巻き込んどいて何もしないで帰る気? 悔いはないの!? もう次はないんだよ!」と発破をかける。これで開き直った来夏は紗羽と二人、ステージに立つのでした。

評価

衝撃度 (Impact): 75

 来夏が俯いて「もう帰る」と言うところから一歩前に出て腕を振り上げるところまでワンカットでほとんど間がなく、紗羽の果断な動きが光る。来夏は全く気づいていない。

表現力 (Expression): 80

 さすが弓道部で鍛えているだけに(?)実にパワフル。体格差もあり、跳び上がった来夏の身体がまるで平手の威力で浮き上がったように見える。振り上げた腕を溜めて一気に振り下ろす動き、バックスイングで静かに息を吸ってインパクトで鋭く吐く呼吸も弓道に通じるものがあるのか(笑。
 スカートの上からで逆になのか、ものすごい打撃音が出ているのもポイント。

感情度 (Emotion): 70

 ただの怒りではなく、叱るべきところで叱る対応はさすが親友、そして寺の娘ならではというのは深読みしすぎか。叩いたあと仁王立ちで大喝するさまは男前すぎます。

リアクション (Reaction): 80

 全く無警戒のところに背後からの打撃で、変な声をあげ文字通り跳び上がって両手で尻を押さえ前屈みに。
 その姿勢でじっと瞑目して紗羽の説教を聞き、目を開いて直立姿勢に戻るアクションが心の動きと一致しているわけです。「歌ってナンボだ、恥かいたっていい、行けるとこまで行こう!」
 見届け人としてその場に和奏がいるのも心憎いシーンです。

破局度 (Catastrophe): 0

 でも尻はしばらく痛そう。